どうも、オリンピックの選手選考には選手の力以外の何かが働くらしい・・・


女子フィギアスケートの安藤美姫選手が、骨折していたことが判明した。

骨折したのは、昨年末に行われたGPファイナルに向けての練習中のこと。


美姫 右足小指骨折していた  (Yahoo Japan News スポーツニッポン)

(引用ここから)

トリノ五輪フィギュア女子代表の安藤美姫(18=中京大中京高)が右足小指を骨折していたことが10日、明らかになった。昨年12月中旬に骨折していたもので、2月21日のトリノ五輪の競技開始には間に合う見込みだが、調整に影響が出るのは必至。骨折個所がジャンプで着氷する右足だけに大きな不安材料となった。
笑顔で不安を押し殺した。「もう骨は(ほぼ)くっついている。完治まであと2週間かかるけど(現状でも)滑れない状態ではない」。安藤の告白に驚きの空気が漂う。打ち消すように再び笑顔を見せた安藤は「ジャンプの練習ができない分、ステップやスパイラルを磨きたい」と話した。
負傷したのは昨年12月12日。GPファイナルを週末に控えた練習中のことだった。左足のエッジが右足の靴の小指部分に刺さり、その衝撃で骨折した。すぐに病院でレントゲン検査を受けたが、骨折は見つからなかった。そのままGPファイナルと全日本選手権に出場したが、痛み止めの薬をのんでいたのと「集中していたので痛みは感じなかった」と言う。しかし、年明けのイタリア・トリノ合宿で「痛みが増した」ため、帰国翌日の9日に再びMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、骨折が判明した。
骨折自体は治りかけており、2週間後にはジャンプの練習も再開できるが、それまでの調整が十分にできないことが、安藤にとっては大きな不安になる。今季はロシア杯で2位に入ったものの、以後は骨折の影響もあって表彰台も逃す不調が続いた。そのため、全日本選手権後にフリーのプログラムを「マイ・ファニー・バレンタイン」から「蝶々夫人」に変更したばかりで、ただでさえ本番まで突貫工事が見込まれていたからだ。
(引用ここまで)


安藤美姫選手は、女子フィギアのオリンピック代表選考で、基準点上は1位のポイントを獲得し、代表に選出されているが、全日本選手権に欠場していれば、代表から漏れていた可能性が高い。

そのことを前提に記事を読み直すと・・・

安藤美姫選手は、2試合も骨折を押して試合に出場したこととなる。

痛み止や緊張感、集中力などで痛みを感じなかったとしても、2試合もの強行出場は何か意図があると考えてもおかしくなかろう。


ここで、思い出されるのは女子フィギアスケートの代表選考の不可解さである。


浅田選手が年齢制限で出場できないのは、ルールだから仕方ないのかもしれないが、ならばトライアルにあたる試合に出場させなければ良い。

トライアルには出場OKで、本番がダメだという根拠は疑わしい。

さらに、国際連盟は日本連盟からの働きかけがあけば、検討の余地があったと記者会見でも述べている。

その働きかけすら、日本連盟は行わなかった。

海外のメディアが、日本連盟の不可解な動きを報じているが、この国のメディアはほとんど沈黙したままである。

(浅田選手のことは、拙ブログ「グランプリシリーズがOKで、オリンピックがNOだという「医学的根拠」とは何だ? 」に記している)


さらに、代表は安藤・村主・荒川の3選手という下馬評通りに決まった。

先のGPシリーズで調子の上がっていた中野選手は、全日本選手権の不可解な判定で惜しくも代表に届かなかった。


安藤選手は、スポンサーの意向もあり、代表落ちさせられない、というアングラ情報も流れた。


これらのことを総合して考えれば・・・

安藤選手の骨折は、少なくとも全日本選手権前には判明していたが、「幸い」軽傷なので、強行出場を連盟が強要し、代表に選ばせるというシナリオがあらかじめできていた疑いが強い。


そう考えると・・・

選手生命よりもスポンサーの意向が優先!

こんな構図が浮かび上がってくる・・・・


こんな想像が杞憂であることを願うが・・・・




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トリノ五輪のモーグルスキーの代表に、里谷選手が選ばれた。

どうも、あらかじめ「里谷代表」ありきの選考だったのであろう・・・

<トリノ五輪>モーグルの里谷ら代表選手に  (Yahoo Japan News 毎日新聞)

(引用ここから)

全日本スキー連盟(SAJ)は9日、東京都内で常務理事会を開き、16選手をトリノ五輪代表に新たに内定した。フリースタイル・モーグルの2大会連続五輪メダリスト、里谷多英(フジテレビ)が4大会連続五輪出場を決め、ジャンプの原田雅彦(雪印)、葛西紀明(土屋ホーム)も冬季初となる5度目の代表入りを果たした。また16歳の伊藤謙司郎(北海道・下川商高)も選ばれた。

今季、故障続きの上、ワールドカップ(W杯)第3戦(カナダ・モンガブリエル、7日)で34位に終わった里谷については、「五輪の入賞圏内にある」との高野弥寸志フリースタイル・ヘッドコーチの推薦が支持された。昨年2月に起こした暴行事件に関しても「十分な反省と社会人としての成長が見られる」(伊藤義郎・同連盟会長)ことから、満場一致で代表に決定。

(引用ここまで)

里谷選手には、今期の実績は無い。

引用部分でも触れている通り、W杯第3戦で、結果を残さなければならない立場にあったはずである。

しかし、結果は惨敗。

それでも、代表に選ばれたのだから、はじめから「里谷代表ありき」だったのであろう。


はじめから「里谷代表」ありきならば、昨年の不祥事などを気にせずに、過去の実績で代表内定を出せば良い。

しかし、スキー連盟は過去の実績による内定は見送っていたにもかかわらず、最終的に過去の実績で判断した・・・


代表選考の形骸化


これ以外に、私には言葉が見つからない・・・・。


それにしても、代表選考にゴタゴタはつきものなのかもしれないが、今回のオリンピックの選考は不可解なものが多い。

そのゴタゴタも、レベルの高い次元でのゴタゴタなら、選考方法という協会や連盟の専権事項なのであろうが、低いレベルでゴタゴタされると、見ている側も白けてしまう・・・


まったく記憶には無いのだが・・・

オリンピックへの選手派遣に、税金は使われて無かったろうか?

直接的な形でなくとも、間接的なカタチでも、協会への税支援は無かったのであろうか?


もちろん、支援すべき対象にあるとは思うのだが・・・

税金がもし使われているのなら、選手や役員の派遣も、低レベルに拡大する必要など無い・・・




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日朝協議が、国交正常化問題と拉致問題が並行協議で行われ、両国がテーブルに着くことが確認されたこのタイミングでの発表である。

このニュースは、発表する側の意図を考えなければなるまい。

<北朝鮮拉致>横田めぐみさん事件、辛容疑者「自分が拉致」  (Yahoo Japan News 毎日新聞)

(引用ここから)

拉致被害者の横田めぐみさん(行方不明時13歳)について、曽我ひとみさん(46)が、北朝鮮元工作員、辛光洙(シンガンス)容疑者(76)=旅券法違反容疑で国際手配=から「めぐみさんは自分が拉致した」と直接聞いていたことが分かった。地村保志さん(50)も自分たちの拉致の実行グループを指揮していた人物として辛容疑者の名前を挙げており、警視庁や新潟、福井両県警は、辛容疑者が複数の拉致事件にかかわったとみて国外移送目的略取容疑で捜査している。

(引用ここまで)


北朝鮮による拉致事件に関する情報は、発表のタイミングを図っていると見るべきである。

そして、このタイミングでの発表に拉致問題の幕引きへの意図を感じてならない。

もし、辛容疑者の引渡しが実現すれば、北朝鮮のいう「拉致問題は解決済み」という主張に正当性を与える結果になりかねない。


辛容疑者をスケープゴートとして、拉致問題全般の捜査が終了しかねない。


拉致問題は、北朝鮮の国家的犯罪である。

実行犯である下っ端が引き渡されたからといって解決と見なされる問題ではない。

しかし・・・

どうも、政府はどこかで拉致問題にケリをつけ、国交正常化という外交成果を優先しようとしているように見える。


2004年の5月、拉致被害者の子供達の帰国を実現させた小泉首相の平壌訪問では、子供達の帰国以外に成果がなかったことを、小泉首相が拉致被害者に頭を下げるパフォーマンスを見せる事で、世論の反発を乗りきった。

小泉首相は、外交成果として北朝鮮との国交回復を実現させたいという強い意図を持っているという報道もある。


小泉首相の任期は、あと9ヶ月。

辛容疑者の引渡しが実現すれば、拉致問題は解決済みの問題として国交正常化に間に合う時間は残されている。


このような見方が、私のうがったものであることを望むが・・・




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今年の1月1日未明、靖国神社は遅い(早い?)時間でも、参拝者で賑わっていた。

時間が時間だけに、若い層の参拝者が多く、何かを考えさせられる光景であった。


ここで「靖国問題」を展開する前に、予めお断りしておく。

1つは、憲法99条の問題である。

私はこの条項があるから憲法を変えられないという解釈を行うつもりは毛頭無い。

しかし、憲法を守る義務を負った者が、憲法の精神に反する行動をとることはいかがなものかと思う。

その意味で、憲法99条をあえて俎上に乗せた。

1つは、小泉首相の靖国観の問題である。

拙ブログでも繰り返しているが、小泉首相が靖国に関心を持ったのは、首相就任後である。

そう、「郵政民営化」とは異なり、靖国は彼の政治信条ではない。

それ故に、首相就任がきっかけとなって、靖国に関心を深め靖国への参拝を行うようになった彼の靖国言動には底浅さを感じてしまう。

小泉流のパフォーマンスの疑いすら濃厚である。

だとすれば、これほど靖国をそして靖国信者を冒涜した話はない。

私は靖国信者ではないが、この点だけは靖国信者の皆様に同情申し上げる。


小泉首相の年頭会見から、靖国問題を取り上げた。

<小泉首相>靖国参拝「外交問題にならない」 年頭会見で  (Yahoo Japan News 毎日新聞)

(引用ここから)

小泉純一郎首相は4日午前、首相官邸で年頭の記者会見を行い、自らの靖国神社参拝について「外交問題にはならない」と正当性を強調、「外国政府が心の問題にまで介入して外交問題にしようとする姿勢は理解できない」と述べ、首脳会談を拒否している中国、韓国の対応を強く批判した。また、「ポスト小泉」人事については、9月の自民党総裁選が近づいた段階で自らの支持候補を表明する考えを示した。
首相は靖国神社参拝について「精神の自由、心の問題は誰も侵すことのできない憲法に保障されたものだ」と説明。「一国の首相が一国民として戦没者に哀悼の念を持って参拝することに日本人からおかしいとの批判が出るのはいまだに理解できない」とも述べた。

(引用ここまで)


天皇の年頭メッセージが味わい深い

「戦争の犠牲忘れずに」 即位17年、天皇ご一家  (Yahoo Japan News 共同通信)

(引用ここから)

天皇ご一家は1日、2006年の新春を迎えられた。天皇陛下は7日で即位17年。「私どもは戦争で亡くなった人々のことを決して忘れることなく、この多くの犠牲の上に今日の日本が築かれたことに思いを致さねばなりません」との感想を宮内庁を通じ発表した。

(引用ここまで)

2つのニュースを読み比べてみると・・・

天皇の感じる危機感のようなものが伝わってくる。


現在の天皇は、先の大戦で犠牲になった市井の人々への巡礼を欠かさない。

そして、その巡礼・慰問先に国籍は問わない。

漏れ伝わるにユースによれば、そこには宮内庁の意図よりも、天皇自身の意向が強く働いているという。


その意味で、憲法第99条の憲法尊重擁護の義務に最も忠実なのは天皇なのかもしれない。

憲法第99条 

天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。


それに比べ、小泉首相の憲法観はご都合主義である。

彼が憲法擁護を行う意図があれば、戦時下のイラクへの自衛隊派遣は行われなかった。

小泉首相の自衛隊のイラク派遣は、憲法よりもアメリカの意向が政権らとって優先課題であることを内外に示したものである。

その彼が、憲法で保障された精神の事由を持出すのは、おかしい。


さらに、

「一国の首相が一国民として戦没者に哀悼の念を持って参拝することに日本人からおかしいとの批判が出るのはいまだに理解できない」

というこの認識も、それこそ憲法に定めた思想信条の自由を冒涜している事実に気づかないのであろうか?


靖国神社は、戦没者を哀悼する場所として相応しくない。


中国や韓国が批判するからではない。

その場所は、戦争での犠牲(犬死)を命じた側が、戦死者というだけで同列に奉られている場所なのである。


そして、平和主義者の天皇は、靖国神社に戦没者追悼には行かない場所なのである。


戦前、天皇の名で兵士招集し、そして戦死者には靖国に奉ると約束した場所に、命令の最高責任者の子孫が行かない。

この意味を、小泉首相や靖国信者は重く受けとめるべきではなかろうか?


戦後、しばらくは皇族の靖国参拝はあったと聞く。

しかし、現実として途絶えている現状を認識すべきであろう。


純粋に国内問題として、天皇が訪れない施設が、戦没者に哀悼の意を捧げるのに相応しい場所なのか否かを・・・


靖国問題は、その意味で純粋に国内問題なのである。




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正月の風物詩になった箱根駅伝。

今年も、5区の箱根の山の中で観戦してきた。


数年前までは、完全中継を行っているテレビ局もラジオ局もなく、ランナーの位置や順位を確認するのが難しかった頃が懐かしい・・・


今年の駅伝は、1区の中央学院からはじまって、トップの入れ替わりが多く、また往路のゴールタイム差も短く、前評判の高かったチームにブレーキがあるなど、レースとしては近年にない面白いものとなっている。


3日の復路も楽しみであるが・・・


近年の駅伝中継は、絵になりそうな主役を立てて、注目をその一点に集めるようなものが目立つ。

また、2日のレースでいえば・・・

4区の中継ポイントでは、「箱根は雪!」と連呼し、今年から最長区間になった5区の厳しさをことさら強調するような実況もあったが・・・・


5区の山の中、それも1号の最高地点近くで待ち構えていた私の周りの天候は「雨」。

霙ですらなく、何で事実と異なる放送を行うのか?訝しがっていた。


そう、今年のレースは過剰な演出がなくても面白い。

それをそのまま伝えることが、スポーツ実況に必要なスタンスだと思うのだが・・・




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はじめに、私のスタンスを明確にしておこう。

外交でも経済上も、この国は独立国としては心もとないと考えている。

そして中国脅威論をはじめとする、安直なナショナリズムの扇動には、疑いの目を持っている。

中国の脅威を語るなら、不平等な地位協定を押しつけ、沖縄をはじめとして「基地」というカタチでこの国を占領し続け、さらに駐留経費すら思いやり予算で賄い、司令部の移転受け入れで人的提供すら求める米国の脅威を語らなければアンバランスであると考えている。


国の基本とは何なのか?

2つの事例で考えてみたい。


はじめに中国の脅威から…

領事館員自殺「中国の条約違反」=究明要請にも回答なし-鹿取外務報道官  (Yahoo Japan News 時事通信 05.12.28)

(引用ここから)

鹿取克章外務報道官は28日午後、緊急記者会見し、中国・上海の日本総領事館員が昨年5月に自殺したことについて「死亡の背景には現地の中国側公安当局関係者による条約国の義務に反するとみられる遺憾な行為があった」と発表した。鹿取氏によると、日本政府は中国政府に厳重抗議するとともに事実関係の究明を求めているが、中国側からの回答はまだないという。

(引用ここまで)

中国では、外交官の安全の保証がなされない?というニュースであるが、1年半前に発生したこの事件を外務省が官邸に報告していなかったなど、国内の体勢の問題も別の記事で報道されている。

いわゆる、「共産圏」でのスパイ養成という観点の批判は、他のブログでなされていると思うので、別の視点から…

国内問題に置き換えた場合、公務員への過剰接待の問題と同列に見ることも出来る。

数年前にあった、金融業界による大蔵省幹部への「ノーパンしゃぶしゃぶ」接待と、厳密な意味で違いがあるのであろうか?

もちろん、「ノーパンしゃぶしゃぶ」接待の時に問題になったように、接待する側は確かに悪い。

この場合では、中国政府にそのような意図があったらしいが、その上で接待を受けた側も避難されてしかるべきであろう。

そして、中国が「とんでもない国」であるという認識に立つならば、この外交官は脇が甘かったのではないのか?

逆説的に、この事件でとんでもない国という認識を強める必要はないのであろう。

この国は、そういう国なのであろうから・・・・


もう一つは、米軍の地位協定が不平等のままであったというにユース

ひき逃げ米兵を即日釈放 理由は公務、男児3人けが  (Yahoo Japan News 共同通信 05.12.28)

(引用ここから)

東京都八王子市で22日、米海軍厚木基地(神奈川県)の女性水兵(23)が、小学生の男児3人に重軽傷を負わせるひき逃げ事故を起こし、警視庁八王子署が業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕していたことが28日、分かった。
米軍が「公務中だった」としたため、日米地位協定に基づき、水兵は即日釈放された。
調べでは、水兵は22日午後1時ごろ、八王子市大谷町の交差点で、横断歩道を渡っていた近くに住む小学3年の男児3人を車ではねた。9歳の男児が鎖骨を折るなどして重傷。ほかの2人も頭などに軽いけがをした。
水兵はそのまま逃走。八王子署員が現場から約1キロ離れた国道で米軍ナンバーの車を発見し、運転席にいた水兵がひき逃げを認めたため逮捕した。

(引用ここまで)

普天間飛行場移転のきっかけになった事件以降、地位協定は見直されたという報道を聞き、改善したと思っていたが、不平等関係が継続していたというニュース。

米軍が地位協定で不平等な協定を締結している国は、政情不安や法律の未整備、文化宗教の違いなどで米兵が不利益な立場に立たされると判断した国は不平等な協定を結んでいるという。

先進国では、日本だけだとか・・・


さて、この2つの記事、どちらが酷いという比較をしてもあまり意味はなかろう・・・

どちらも酷いのである。


国の基本原則が、国民の生命を守るものであるとするならば、この2つの記事は、どちらもその原則から逸脱している。

しかし、米軍の地位協定は仕方無いという空気が流れ、

中国のスパイ養成は、とんでもない!という空気が流れる。


この国の外交の問題点は、実はここにある。

中国脅威論を煽る裏で、この国の独立そのものが脅かされている。

安直なナショナリズムは、それを前進させる役割しか持たない。


次回、もう少し具体的に検討してみよう。


追記)

中国の脅威からこの国を守るために、この国の独立すら放棄し、米国の属州のような位置に甘んじるということを自覚した上で、中国脅威論を語るのならそれは1つの方法だと思う。

しかし、単に対中強硬論を振りかざし、それがナショナリズムだと勘違いしている「思考停止」論者こそが問題だと感じている。





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ライブドア社が今年も株主への配当を見送った。

ライブドア 社長月収1000万円も、株主へ無配当継続  (Yahoo Japan News 毎日新聞)

(引用ここから)

ライブドアは25日、東京都内で株主総会を開き、同社として初の配当を実施するという株主提案を否決し、00年4月の上場以来続いている無配が継続されることになった。ただ、同社の堀江貴文社長は今春のニッポン放送争奪戦で「株主利益の尊重」を強く主張した経緯があり、高収益下の無配継続に憤った株主が堀江社長に退任を迫る場面もあった。
企業が株主に対して行う配当では、成長途上にあり赤字続きの企業が無配とすることが多いが、ライブドアは05年9月期連結決算で154億円の最終黒字になっている。このため、株主総会では個人株主から「1株当たり2円の配当(総額約21億円)を行う」との配当提案が出された。
これに対し、堀江社長は「高成長を維持するには、企業の合併・買収(M&A)を実行するための内部留保を積み増す必要がある」と述べ、配当は行わないとする会社側の提案を示した。
配当か、無配継続かは2時間以上にわたって議論され、個人株主の一人が「一般株主の犠牲のうえに会社が成り立っている」と指摘。堀江社長に退任を迫ったのに対し、堀江社長は「10年間株主のことを考えてやってきた」と涙ながらに訴える一幕もあった。
最終的に会社提案の無配が了承されたが、「会社は株主のもの」との論理でニッポン放送株の取得を進めた堀江社長が自社株主に突き上げられる皮肉な総会となった。
総会には、昨年の2倍を超える約5000人が出席。堀江社長は「1カ月1000万円の報酬をもらっている」と自身の収入を公表するとともに、今後の政界進出については「あえて私が出て行く必要は今のところない」と否定的な考えを示した。

(引用ここまで)


ライブドアの株主は、堀江教という宗教の信者に例えられることが多い。

そしてそれは、多くの新興宗教と同じく、教祖様が栄えるのを一般信者が支えるカタチになっている。


ライブドア社によるニッポン放送株買収劇のとき、堀江社長が「会社は株主のもの」と、主張したのは、対外的な側面でしかないことがはっきりした。

いや、もっと以前から、この会社は一般株主を犠牲にする事で成り立ってきている。

(例えば、異常なまでの株式分割などは、その最たる例)


そして、ライブドアの株主は、株価が上がるか、株式分割が行われるか?など株の価値があがるという幻想でライブドアの株価を支えてきたはずである。

しかし、もうライブドア社に株式分割という奇策の余裕はない。

あとは、堀江氏が語る夢想を信じて、支え続けるしかないのであろう・・・


ちなみに、今期決算において、上場企業の株主還元率は平均で30%を越えるらしい。

その流れを作ったのは、ライブドア社のニッポン放送買収劇。

その会社が、無配当を継続するのは、何とも皮肉である。


堀江氏が、株主の事を考えて経営を行ってきたと涙したという。

しかし、彼が「株主」のことを考えた経営を行った形跡はない。

堀江教の信者は、それが前提ではなかったのであろうか?




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警察の家宅捜索も、「総研」をピラミッドとした構造を前提に進んでいる。

そして、ヒューザーの小島社長は、証人喚問に出ると言っているのに、再び証人喚問が行われる気配にない(もしかしたら、党首会談の後実現か?)

まぁ、小島社長の場合は言動不一致や朝令暮改が多く、証人喚問が再度行われないことを前提に「出る」と言っているフシがあるので、彼の発言は鵜のみにはできないが・・・


ところで、拙ブログ「総研を「黒幕」にしてはいけない 」でも記した通り、総研を黒幕とするルートだけでこの問題の幕引きを図るのには無理がある。


様々な新情報が踊り、少し古い情報は既に消費されてしまいがちであるが、事件の解明に忘れてはならない「事件」があった。11月26日の共同通信配信である。

「姉歯」発注の代表自殺 鎌倉の海岸、遺体発見  (Yahoo Japan News 共同通信)

(引用ここから)

耐震強度偽造問題で、姉歯建築設計事務所に構造計算を発注し、行方不明だった東京都狛江市東和泉、森田設計事務所代表の建築士森田信秀さん(55)が26日、神奈川県鎌倉市の海岸で、遺体で見つかった。家族が身元確認した。鎌倉署は状況から自殺とみている。
森田設計事務所は22日、建築士法に基づき東京都の立ち入り検査を受けていた。
調べでは、26日午前11時半ごろ、服を着たままの森田さんが海岸岩場の海面に浮いているのをサーフィンをしていた会社員(48)が見つけた。
鎌倉署員が駆け付けたが既に死亡していた。右足を骨折しており、同署は、付近のがけから飛び込んだとみている。
森田さんは問題発覚後に行方不明になり、家族が24日夜、警視庁調布署に捜索願を出し、森田さんの乗用車が神奈川県茅ケ崎市内の駐車場で見つかっていた。

(引用ここまで)


不思議なことに、ホテルルートは、「総研」-木村建設-姉歯建築事務所。

マンションルートは、ヒューザー-木村建設-姉歯建築事務所。という構図で語られ、姉歯氏に構造計算を発注していた森田氏の「も」の字も出てこない。

これは、事件に無関係だからなのか?


もう一度整理してみよう。

ホテル施工の「手抜き」を指示したのは、「総研」らしい。

「総研」のセミナー講師を姉歯氏も行っていることから、総研流の鉄筋減らしへの姉歯氏の理解は高かったのであろう。


では、マンションは誰が指示をしたのか?

姉歯氏の証人喚問では、木村建設の元東京支店長の間接的な「指示」となっている。

木村建設は、ホテル建設の鉄筋減らしでアジをしめ、マンションにそれを勝手に応用したという図式でマンションルートは現在語られている。


さらに、ヒューザーも木村建設も関わらない別のマンションも偽造されていた。

これは、姉歯氏がアジをしめ、プレッシャーのかからない他の物件でも「勝手」に偽造したということなのか?


「総研」を黒幕とすると、無理がありすぎる。


マンションルートでは、別の思惑が働いていたと見るのが正しかろう・・・


その目で再び、先の記事を読んでいただきたい。

姉歯氏に「構造計算」を発注している、森田氏が自殺しているのである。

そして、この事件以降、姉歯氏は恐怖の為、行方をくらませている。


もし、姉歯氏が勝手にやっていて、偽造を見抜けなかったのなら、自殺する動機が薄くなる。

森田氏も偽造を知っていたと見るのが自然であろう。


さらに、偽造を知っていただけでなく、指示する側の人間だったのではなかろうか?

それ故に、口封じの為に「自殺」した・・・。


森田氏の自殺の深層(真相)を解明することが、マンションルート解明の近道なのではなかろうか?

そして、為政者が隠蔽したい真実は、ココに隠されているように思えてならない。


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この国の不幸は、健全な野党が無いことであろう・・・

先の民主党大会で、民主党は自民党の補完勢力に過ぎないことを自ら宣言した。

民主党 政権交代に再挑戦の姿勢を強調 定期党大会閉幕  (Yahoo Japan News 毎日新聞)

(引用ここから)

民主党は17日午前、都内のホテルでの定期党大会で、07年の参院選での与野党逆転を目指すことなどをうたった06年度の党活動方針などを採択し、閉幕した。前原誠司代表はあいさつで「2大政党で政策を競い合い、政権交代して政策を実現することが民主党の責務だ」と述べ、選挙による政権交代に再挑戦する姿勢を改めて強調した。
前原氏は「税金の無駄遣いをなくすための『真の改革競争』には積極的に臨んでいく」と指摘し、引き続き「対案・提案路線」を進める考えを強調。一方で小泉改革については「短絡的な競争原理や表面的な効率化による変化を押しつけ、国民は豊かさの面で二極化しつつある」と批判。セーフティーネット構築のため「官」の役割の再確認を訴えた。
前日の全代議員会議で質問が集中した外交・安全保障政策では「米国にも中国にも言うべきことは言う」との姿勢を改めて強調したが、具体論には言及しなかった。

(引用ここまで)
別の報道によれば、前原代表は「自民党とのイデオロギーの違いを無くすことが、政権交代への近道だ」とも述べている。


どうやら前原代表は、民主党の存在価値を自ら放棄したようである。


常識的に考えて・・・

民主党と自民党に政策の違いがなければ、自民党は永遠に勝利し続ける。

それが、政権与党という安定感であり、安心感であろう。

現在の政策の方向性がおかしいと思っても、選択肢を野党第1党が放棄してしまっては、国民に選択肢はなくなる。

こんな常識すら、前原氏には通用しないのであろう。


さらに・・・

憲法改正を控え、自民党との大連立構想も浮かんでは消えている。

政策的な違いがなければ、大連立を行う言い訳は成り立つ。

「与党でなければ、政策を実現できない」と唱えれば良い。

前原氏は、選挙に勝つことではなく、自民党と組む道筋を探っているようである。


そして・・・

「改革競争」と呼ばれるものによって、この国は公務員とその関連企業、そして一部の勝ち組み企業だけが栄え、残りの大多数は勝ち組みに奉仕するだけの存在になりつつある。

そのような社会の実現を目指すなら、自民党と一緒にやれば良い。


さらに・・・

中国脅威論を必要以上に煽り、米国に追従するのは、国民の生命と国土を守るという本来の政治の主旨に反する。

尖閣諸島も問題だが、尖閣諸島問題の為に沖縄をはじめとする基地を米国にささげ、米国の都合だけで行う戦争を支持し、憲法まで変えて米軍の下請けを担う方が国民にとってのリスクは高い。

中国も脅威かもしれないが、この国にとっての最大の脅威は、現実的には米国である。

(この部分は別に記す)


前原氏が代表に就任したことで、民主党はおかしくなると思っていたが・・・

ここまで自民党に追従したいのなら、国民の判り易さの為にも、早く自民党と一緒になるべきであろう。

民主党に残された使命は、それだけかもしれない。





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この投稿は、拙ブログ「役人のトラブル太りを許してはならない。 この事件は政策ミスの象徴である。 ① 」の続きである。


姉歯氏の耐震データ偽装問題は、政策的な必然から生まれたと記した。

そのことは、総研を「黒幕」に仕立てようとする、為政者・国会・メディア・行政府のスクエアのシナリオからは見えてこない。


しかし、総研黒幕説にはそもそも無理がある。


報道では建築費削減の為に鉄筋数を減らせという指示をしたことになっている。

しかし、これではマンションの耐震データ偽造には結びつかない。

総研は、あくまでもホテル建設のコンサルティングが本業だからだ。


マンションの耐震データ偽造は、総研の指示ではありえない!


では、ホテルもマンションも設計・建築する木村建設及び平成設計が、総研の指示をマンションに応用したのか?

これも無理がある・・・


別の角度から見てみよう・・・

何故、先日の証人喚問にはヒューザーの小島社長は呼ばれなかったのか?

少なくとも、ヒューザーには耐震データ偽造問題が発覚した後に、マンションの鍵の引渡しを行うという不法行為が発覚している。

証人喚問に呼ばれるに十分な資格を持っている。


さらに別の角度から見てみよう・・・

今回、国土交通省が提示した救済策は、マンションの解体や建替えに係る部分がほとんどである。

もちろん、データ偽装が発覚したホテルへの解体費用の支援は行われない。

そう、まるでヒューザー保護のような支援策を打ち出している。


今回の事件を考えれば、ヒューザーの資力は問題であるが、解体費用を支援するのがマンションだけというのはおかしくないか?

ホテル会社は、支援を受けなくても解体する資力があるのだろうか?


いくつかの問題が絡み合い、まるで関係のない結論を導き、そして本質を隠蔽していないか?


問題の焦点は、マンションの住民保護にあてられる。

しかし、マンションの問題には総研は直接関わっていない。

しかし、報道では総研の指示によってマンションの鉄筋までもが減らされたような錯覚を感じる。

くどいようだが、マンションの耐震データ偽造と総研は結びつかない。


さらに、マンション問題の当事者であるヒューザーは証人喚問を逃れた。


私が、この事件が政策的な必然だったと記す根拠の一つは、ここにある。

何故、マンション問題に関係のない総研が、マンション問題でも黒幕扱いを受るのか?

総研を黒幕にすることによって、本当に隠蔽したいものを隠し続けることができるのではないか?

何故、マンションの解体費用・建替え費用は支援され、ホテルの解体費用は支援されないのか?


つまり、マンション問題は総研とは別ルートで発生したと考えるべきであり、そこに行政府も大きな役割を持っていたと考えるべきである。


そして、隠蔽したい真実は、マンション業者-行政府-建築士のトライアングルの中に隠されていると見るべきである。


傍証になるか?・・・

姉歯氏へ仕事を出していた元請けの建築士が、事件発覚後早い段階で自殺した。

そして、それを境に姉歯氏は行方を隠した。

しかし、喚問証書は直接渡され、そして証人喚問に出席した。

生命の危険を感じていたらしいが、すっきりとした表情で証人喚問へ出席していた。

きっと、何か取り引きがあったのだろう・・・

マンション業者からの偽装ルートが明らかになれば、政府は転覆する。

その取り引きが成立したと考えれば、合点がいくことが多い。


この項目、さらに続く・・・





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