ライブドア騒動を考える時に、昨年末のライブドア株の急騰及び今回の騒動での急落(紙屑化)を抜きには語れない。

そして、何故かポスト小泉の動きも奇妙にリンクしてくる。


拙ブログ「堀江氏を叩く人々とメディアのファシズム 」の末尾に記した、野口氏の自殺と称されるもの・・・

この背景を推測するに、堀江貴文という事業家(投資家?)・ホリエモンというタレント、そのどの顔も仕組まれた舞台装置に見えてくる。

そして・・・

堀江貴文は、その舞台で踊る哀れなピエロだったのか?

とさえ思えてくる。

拙ブログも、そのピエロの動きを不明にも信じこんでしまっていたのか・・・


堀江貴文氏に経営理念と呼ばれるものがあったのか?私には解らない。

しかし、伝わってくる理念のようなものは、拝金主義の権化のようなものであった。

そして、メディアを通して伝わる彼の声は、底浅さしか伝わってこなかった。

さらに、テレビ画面の向こうの彼は「底浅い本音」と対のように「嘘はつけない」タイプのように思えていた。


それ故に、今回の騒動でも堀江氏の語った言葉に嘘は無いのであろう。

彼は、自社の粉飾や偽計すらスキームを理解していなかったのかも知れない。


そして、野口氏の自殺と称されるもの・・・

これは、表にできない資金のロンダリングの過程で、ババを引かされた事によるものであろう。

事実、昨年末に高騰したライブドア株に対する買い圧力は、株式の素人向け媒体で盛んに煽られたものであった。

そしてライブドア株が高騰する中で、外資が、そして「誰か」が売り抜けに成功した。


ライブドア株の利用価値は、その時点で終わったのかもしれない。

(ライブドア株はこれ以上の分割も増資も困難であろうから、ライブドア社の存在価値は、資産の切り売り以外には無くなった?)

それ故に、ライブドアと堀江氏は人身御供に晒された。

(これで、ライブドアの抱える優良子会社は格安で手に入る)

その、スキームを知らなかった野口氏が、ババを掴まされ、その責任を負わされた・・・


野口氏の生命、否、闇の資金ロンダリングと何が引きかえられたのか?

耐震偽装問題とリンクしているという疑いは強いが、単純にこれだけではないのかもしれない・・・。

既に、ババへの手当ては別途終了していて、メンツの問題だけだったのかもしれない。


澤田氏のエイチエス証券。その野口氏というのが気になる・・・

そして清和会の権力闘争、そしてポスト小泉の動きが微妙にリンクしているように思えてならない。

もう少し時間が経てば、この構造の一端は明らかになるのもか知れない。

それを待つしか無いのであろう・・・


一般的にオーナー色の強いベンチャーの場合・・・

オーナーは全てを知っているが、全てを理解しているわけではない。


堀江氏の場合、入り口と出口だけは報告を当然受けていたはずであるが、その仕組みまで理解していなかったのではなかろうか?

もっと書けば、堀江氏の側近や取り巻きにとってこれほど利用しやすいオーナーはいない・・・

さらに、堀江氏の嗅覚は優れている・・・


この嗅覚をビジネスに、そして更に大きな舞台装置に利用しない手はない・・・

誰かがその様に考えても不思議はなかろう・・・


今回、報じられているライブドアグループの粉飾及び偽計について、堀江氏は当然報告を受けていたし知っていたはずである。

しかし、ライブドア社の本当の位置付け、ライブドア社という舞台装置の意味を堀江氏は知らされていなかったのではなかろうか?


「投資事業組合は別組織」

堀江氏の語ったこの言葉の意味を、言い逃れと捉えるのではなく精査してみる必要がある。


問題になっている投資事業組合は、エイチエス証券系と言われている。

そしてエイチエス証券の代表取締役副社長の野口氏は堀江氏の別働隊と報じられているが・・・

一方で、「ライブドアは危ない会社だから、ここ何年も堀江氏に会っていない」

これは、野口氏の訃報受け、エイチエス証券の代表取締役社長の澤田氏が語った言葉である。


堀江氏にとって、投資事業組合は別働隊のような働きもしてくれたのであろうが、堀江氏すら知らない本当の働きを担っていたと考えるべきであろう。

その舞台装置の中で、堀江貴文も堀江教の信者達も、踊らされていただけなのかもしれない・・・


梯子を外された堀江氏は、ライブドア社という舞台装置をどう見ているのであろうか?

整理ポストに回され、破綻に追いこまれ、紙屑になった株式を一括取得する者が現れたとき、彼はその意味を悟るのであろうか?


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